日常に溶け込む服 -STUDIO ORIBEの定番-【L-Pocket Pants】


湘南のカルチャー&ライフスタイルマガジンである雑誌「SHONAN TIME」

2024年はスタジオオリベ25周年。記念すべき年に、私たちも大ファンの雑誌「SHONAN TIME」でスタジオオリベの定番パンツを連載してもらっています。

2024年8月号は、オリベの歴史と同じ歴史を持つ、根強いファンの多い「L- Pocket Pants」をご紹介しています。

日常に溶け込む服
STUDIO ORIBE の定番

時代に合わせてマイナーチェンジを施しながら定番5型のパンツをつくり続けるSTUDIO ORIBEだが、今回はスタート当初のオリジナルスタイルを色濃く残すLポケットパンツを紹介する。

このパンツの企画が始まった99年当時、パンツは今よりもずっとカチッと、細身だった。そんな時代にあって、スラックスとチノパン、そしてデニムのテイストをミックスし、綺麗に、しかし楽に穿けるモデルとしてデザインされた。L字型のポケットは細身のパンツでも手を入れやすくするため。

目立たない存在ながらずっと穿き続ける熱狂的なファンが多く、性別を問わず人気モデルだ。

 
1953年の創業以来71年続く鎌倉の製麺所、邦栄堂。

関康さんはその3代目だ。Lポケットパンツは6本持っているそうで、「ちゃんとして見えるのがいい」と、仕事でもプライベートでも愛用している。
JAMES&CO.の鎌倉店が最初にオープンした際、当時家具を手がけていた関さんに時計と椅子の制作を依頼した。それを機に、パンツとTシャツを購入したのがJAMES & CO.との出会い。


なかでもLポケットパンツは「自分が持っている服に一番よく似合う」という理由で関さんの定番になった。
気に入ったものはずっと着続けるというブレないキャラクターの関さん。
歴史を刻んだ製麺所の味わいにLポケットパンツが程よく溶け込んでいた。

 
関康さん
鎌倉で生まれ育ち、独学で家具づくりを学んで、大学卒業後は家具や照明の製作に取り組む。同時に製麺業も手伝っていたが、13年前、父の病気を機に本格的に邦栄堂を受け継いだ。


▶︎L-POCKET PANTS
1万9800円 ベージュ/グレー/モカ/ネイピー/ブラック